術前術後のからだレッスンでスムーズな回復を!

子宮の摘出や乳がんなど、どうしても手術をしなければならないことってありますよね。
もし、手術が決まったら、術前からからだレッスンを受けましょう。
回復がスぐっとムーズになり、乳がんなどでは手術箇所が予定より小さくなったケースもたびたびあります。

◆メンタルに効果的

手術が決まると、どうしても気持ちや落ち込みがちになると思います。

術後も「手術しなきゃならない病気になっちゃった」と、
自分を責めるような気持ちのまま立ち止まってしまったり、

健康に自信を無くしてしまったり、病気に対する警戒心が過剰の強くなってしまうことがよくありますが、

術前から、からだレッスンをすることで、術後も元気に生きていこう、という気持ちに切り替わりやすくなります。

「患部の流れをよくすること」。

腫瘍ができたり、動きが悪くなって手術を要するような状態になっているところは血流が悪くなっているところです。
伸ばしたり、その部分に過重がかからないようにしながら、流れをよくしていきます。

「支える筋肉のスイッチを入れておくこと」

股関節や腰椎など、軟骨がすり減って手術を余儀なくされることがあります。せっかく手術をしても、術後支える筋肉がうまく使えていないと、同じところに負荷がかかってしまい、手術をしたのに、痛みが取れないということが起こります。

患部に負荷がかからなくなるように、支える筋肉の使い方を身に着けておきましょう。

子宮摘出など、臓器の一部がなくなると、からだのバランスが変わります。なくなった分、ほかの臓器が下がってきます。

臓器が下がると、内臓の血流が悪くなって体温が下がったり、胃腸の働きが悪くなったり、気持ちも落ちがちになります。

術後にどすんと内臓が下がらないように、支える筋肉のスイッチを入れておきましょう。

◆気力=筋力
 

気力と筋力はセットになることが多いです。筋力が落ちると、やる気が出なくなったり、無気力になりやすくなったり、気持ちがネガティブになりやすくなります。
筋力をつけておくことで、術後元気に生きていこう!という気力を維持しやすくなります。

「癒着を防ぐ」こと。

術後の大切なテーマは癒着を防ぐことです。
手術をすると、傷口の回復と一緒にあちこちくっついてしまう「癒着」が起こります。

お医者さんからもそれを防ぐために、「術後に動いてください、歩いてください」という指示がでると思います。ところが手術をすると、なんとなく傷口がパカっと開いてしまいような気がして、お医者さんがOKを出しているのに、いつまでも動かない人が多いのです。

退院後、もう普通に生活していいと言われても必要以上に安静にしてしまうと、あちこちの癒着が起こって、血流が悪くなったり、動きにくくなってしまいます。

癒着は腹腔鏡手術のような小さな手術でも起こりますから、お医者さんから普通に動いていいという指示がでたら、休み過ぎず、積極的に動きましょう。

ただ、術前の体づくりができていなかったり、入院期間が長くて筋力が落ちている場合は、患部に負荷がかからないように、寝たままのエクササイズ(例えば、仰向けに寝て、足を交互にのばすなど)がおすすめです。

手術を受けたのは、その後も元気に生きるためです。前を向いて、新しい体の使い方を身に着けていきましょう。

☆利用のポイント☆

抗がん剤などで体調が悪くなると筋力が落ちてくるので、術前のレッスンは早くからスタートするといいと思います。
体の状態に合わせて1~2週間に一度レッスンを受けましょう。
術後のレッスンはお医者さんの指示に従いながら、日常の動きがOKになったらスタートしましょう。